彰国社, 1996年, 216p, 296×227mm, soft
『建築文化』創刊600号を記念して組まれた「ル・コルビュジエ」の特集号。
新たに撮り下ろされた作品写真の数々、平面や断面、アクソノメトリック図などの図面の数々によって改めて、ル・コルビュジエの作品の魅力に迫る。
また、建築家、評論家により書き下ろされた論文も17本というボリュームで収録。
収録作品:
写真撮影:フィリップ・リュオー
ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸/シュタイン邸/サヴォワ邸/オザンファンのアトリエ/救世軍難民院/スイス学生会館/ブラジル学生会館/ナンジェセール・エ・コリ通りのアパート/カップ・マルタンのキャバノン/マルセイユのユニテ・ダビタシオン/ナント=レゼのユニテ・ダビタシオン/ロンシャンの教会堂/ラ・トゥーレット修道院
写真撮影:西森秀一
リプシッツ=ミスチャニノフ邸/クック邸/プラネクス邸/ファレ邸/ジャクメ邸/シュトッツァー邸/ジャンヌレ邸/シュオブ邸/両親の小さな家/<クラルテ>アパート/ハイジ・ウェーバーのためのパヴィリオン/フィルミニの青少年と文化の家/フィルミニのユニテ・ダビタシオン
図面:
ロンシャンの教会堂/ラ・トゥーレット修道院/チャンディガール議事堂/クルチェット邸/両親の小さな家/ワイゼンホフ・ジードルンクの住宅2軒/シュタイン邸/ウィーク・エンド・ハウス/ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸/サヴォワ邸/スイス学生会館/クック邸/救世軍難民院
論文:
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近代というナルシス|田中純
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メタモルフォーゼ|中村研一
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自演されたPassion
Play(受難劇)そしてResurrection(復活)|大島哲蔵
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レイアウトという<建築的プロムナード>|富永譲
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「東方への旅」とル・コルビュジエ|三宅理一
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ガラスの国の独身者、さえもII|松浦寿夫
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連結の文法・間の詩|小林康夫
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ル・コルビュジエの形態論的再考|越後島研一
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ル・コルビュジエを巡る車たち|米田明
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親切なスフィンクス|堀井義博
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<斜床>とは何か|奥田真也
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四つのあほう住宅|フランソワ・シャラン
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ルクーからコルビュジエまで|五十嵐太郎
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ル・コルビュジエと鉄|山名義之
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地中海をめざして|鵜沢隆
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ル・コルビュジエと日本の近代様式|越後島研一
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ル・コルビュジエと日本、そして国立西洋美術館プロジェクト|松隈洋
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インタビュー
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コルビュジエ読解のラディカルな転換へ向けて|岡崎乾二郎
表紙に多少スレ、キズ、ヤケ、背に開きジワ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。
※「開きジワ」はノド割れにつながりやすいので取り扱いにはご注意ください。