吉村順三: 著
同朋舎, 1992年, 298×212mm, hard
建築家
吉村順三が中学生時代から晩年まで描き続けたスケッチの内、散逸を免れたものをクロノロジカルに集成したもの。
国内外の旅(中学時代の小笠原、箱根伊豆旅行、芸大時代の中国・朝鮮旅行、レイモンドのアメリカ事務所時代のヨーロッパ、メキシコ、地中海、ニューヨーク旅行、その他風景、建造物など)の素描をはじめ、自作品の推敲中のスケッチ、エスキス、昭和宮殿の絨毯、椅子のエスキスやスミソニアン美術館の計画図、また京都大徳寺茶室の実測図、そして花・草・木の素描など、「乾」「坤」と名付けられた折本仕立ての2分冊にて収録。
さらに数々の素描作成の背景をまとめた別冊「聞書」、カラー絵はがき8葉付。
帙に多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ、シミ、天地に経年の点状シミ。
その他良好。