村野、森建築事務所: 監修
京都書院,
1994〜1995年, 370×265mm, hard
建築家 村野藤吾の建築の真髄を様々な角度から収録した『村野藤吾の造形意匠』シリーズ全5巻揃。
写真を中心に図面やスケッチなど豊富な図版がぎっしりと収録。
第1巻
伝統のかたち
(291p)
古典のさまざまな要素を抽出し、自家薬篭中のものとしながら創作に生かした豊かな感性の建築家村野藤吾の作品写真を掲載。
そこに見られる伝統のかたちや作風、またその人なりを語った文章も収録。
村野の和風建築の醍醐味をたっぷりと味わえる一冊。
第2巻 階段・手摺 (309p)
階段のデザインの極意は「段裏」にありと述べた村野。
日比谷の日生劇場の階段、千代田生命本社ビルの階段など、確かに村野作品の系譜のなかで、すぐさま段裏が美しい階段を思い浮かべることができる。
本巻は、そんな村野階段と美しい手摺デザインを集大成した一冊。
第3巻
壁・開口部
(317p)
数々の作品から、壁、開口部の作例に焦点をあて収録。
タイル、ガラスブロック、コンクリート、石材、ガラスウォールなど素材別に分類し紹介する。
第4巻
インテリアI
(318p)
村野藤吾の多彩なインテリアにはジャンルや規模の違いを越えて、権威的な色やかたちを溶解させ自らの色に染め上げてゆく村野流が一貫して流れている。
村野が手がけた13のホテルのインテリアを紹介。
第5巻
インテリアII
(317p)
奔放なイメージを具現化する卓絶の造形、村野建築の深奥を顕す作品をビジュアルに集大成。
実に59か所に及ぶ作品を掲載。
輸送函に多少スレ、キズ、ヤケ、ヨゴレ。
クロス装ケース函、クロス装表紙に多少のスレ、ヤケ、シミ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
第5巻の遊び紙に折れ。
その他良好。