海野 聡: 著
学芸出版社, 2022年, 447p,
185×130mm, soft
なぜその時代に、その材料が、技術が変化したのか?
歴史資料をベースに、日本の木造建築の成り立ちを政治・経済・宗教など社会背景とともに語る。
2019〜2020年度に行われた東京大学での講義をまとめた一冊。
1章
木造建築の理解への第一歩
2章 木造建築の細部と建立年代の関係
3章 現存しない木造建築を探る
4章 仏教の伝来
5章
混在する技術
6章 律令国家の形成と都城
7章 古代宮殿の私的空間と公的空間
8章 律令制の展開と寺院建築
9章
仏教の繁栄を支えた寺院建築と大工道具
10章 支配層の住まい1
11章 密教寺院の展開と浄土思想
12章 神社建築の黎明
13章
神社建築の諸形式と神仏習合
14章 南都の焼き討ちと建築における中世の始まり
15章 興福寺の復興と密教本堂の発展
16章
鎌倉新仏教の建築と神社建築の新展開
17章 支配層の住まい2
18章 接客空間から遊興空間の追究へ
19章 都市と庶民の住まい
20章
農村部の住まい
カバーに多少のスレ、キズ、ヤケ。
その他良好。