船越徹: 編集代表、陣内秀信・三谷徹・糸井孝雄: 執筆代表
新日本法規,
1994年, 230p, 216×305mm, hard
S.D.S[スペース・デザインシリーズ]の第7巻「広場」。
時代を問わず広場的なる空間(街路やモールも含め)を広く世界から集め、そのシステムや形態の特徴などを考察する書。
本書では1章で広場と街路の全体的な系譜について、19世紀までの歴史的な時代と、20世紀になってからの時代に分けて論じる。
それらの具体的な事例について2章、3章において詳しく解説。
さらに4章において、広場や街路を構成する特徴的な幾つかのエレメントに注目し、その事例を数多く集めながら、空間や環境に生まれる魅力を探る。
事例としてとり上げられた広場は実に90を超えており、写真や図といったビジュアル要素も豊富で、いわば世界広場事典ともいえる非常に有用な資料である。
第1章:広場の系譜
歴史的な広場・街路/現代の広場・街路
第2章:歴史的な広場・街路
古代広場/市民自治の広場/君主、王の広場/マーケット広場/宗教的な広場/見世物の広場/交通の結節点の広場/街路空間
第3章:現代の広場・街路
車時代の広場/歩行の復権/失われた公共の象徴として/ヒューマンスケール奪回
第4章:広場・街路のエレメント
彫刻/噴水/モニュメント/ペーブメント/レベルチェンジ/ピロティ
函に多少スレ、キズ、ヤケ、褪色。
カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。