都市の空間史 伊藤毅

伊藤毅: 著
吉川弘文館, 2003年, 326p, 217×155mm, hard


中世の都市は古代から近世への移行期としてのみ捉えられてきた。
しかし都市を構成する要素は多様であり、その形成には寺社のもつ宗教的領域の影響が大きかった。
宗教都市論を基軸に中世都市へのアプローチを試み、近世都市のあり方や都市の現代的な問題、建築と都市の関係を論及。
重層的で連続的に存在する「空間」から、新たな都市史を構築する。


第一章 宗教都市と空間
1. 中世都市と寺院
2. 境内と町
3. 長福寺境内の構成― 「大梅山長福禅寺全盛古大図」を中心に
4. 宗教都市領域の形成― 中世京都東山を中心に
5. 宗教都市の展開と空間

第二章 中世の町空間
1. 「宿」の二類型
2. 惣村の空間
3. 「小京都」の形成

第三章 中世都市と建築
1. 町屋の表層と中世京都
2. 会所と草庵

第四章 近世の都市空間
1. 近世都市と寺院
2. 京都本国寺門前相論一件― 近世寺院境内地と町の関係
3. 江戸と寺院
4. 近世都市の国際性

第五章 都市の景観とライフサイクル
1. 都市景観の復元― 建築史の方法から
2. 都市史のなかの災害
3. 都市と建築のライフサイクル


カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。

販売価格 0円(税込)
在庫状況 sold out

フリーワード検索

商品一覧

目的から探す

モバイルショップ