平山忠治: 著、写真、発行, 1980年, 304p, 240×172mm, soft
建築写真家
平山忠治により私家版として出版された一冊。
ゲーテ自身がその眼で古典建築を見、建築の根本原理を考える機会となった旅を綴った書『イタリア紀行』。
本書は建築家としてのゲーテに焦点をあて、その旅の道筋をたどり、ゲーテが見たもの、感じたこと、書いたことなどを追体験しつつ、独自の視点で深く分析した意欲的な書。
パラディオ建築の数々やイタリアの都市、そして広場など、平山自身による写真をはじめとする、豊富な図版も収録。
目次:
プロローグ
・
ゲーテの建築論
建築術95―建築的フィクションの論理
・
パラディオ−建築術の天使
建築術の『四書』
ヴェネチア的ケチ精神とパラディオ
イタリアへイタリアへ
・
ゲーテも人の子
ヴェロナ−古代も中世も近世も
・ 古代ローマの形見
・
ランゴバルドの形見
・ パリオ門
・ ブラー広場
ヴィツェンツァ−パラディオの町
・
テアトロ・オリムピコ―嘘と真から作り出された第三のもの
・ バジリカ
・ ロッギア・デル・カピタニヨ
・
その他のパラッツオ
・ パラディオの家
・ ヴィラ・ロトンダ
パドヴァ
・
サローネ―無限のアナロゴン
・ イル・ボー―パドヴァ大学
・
解き明かされた実在感―マンテーニャのフレスコ
・ 二つの伽藍―建築趣味の○×評価
1. イル・サント
2.
ジュスチナ
・ 『四書』を手にして
・ ナポレオンの亡霊
ヴェネチア
・
ゲーテの革命宣言
・ ゲーテの都市考察
・ リアルト橋―ゲーテの不満
・
サン・マルコ広場の建物
1. 総督宮―不思議の最たるもの
2. サン・マルコ寺院―巨大なる蟹
・
パラディオの理想と現実
1. 三つの寺院
2. コンヴェント・カリタ
カバーにスレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。
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0円(税込)
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