東京工業大学 塚本由晴研究室: 編
フィルムアート社,
2014年, 287p, 148×211mm, soft
窓のあり方は、気候風土や文化慣習と結びつき、あらゆる地域で自然に対する試行錯誤の繰り返しがなされ、バランスや整合性をとりながら一定の型へと洗練されてきた。
そんな窓が反復することでつくりだされる街並は、独自性を生み、また同時に個へと回帰するという偉大な姿を示す。
光、風、熱などの自然の要素と、人々の間の諸関係などの「ふるまい」について観察した前作『Window
Scape
窓のふるまい学』から3年余り、今作では、窓の反復の複雑なリズムやパターンを、窓の集合的なふるまいとしてとらえ、ヨーロッパ、アジア、日本の窓と街並を、「系譜」と「制度」と「生産」の面から再評価した一冊。
カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。