分離派建築会100年 建築は芸術か?

分離派100年研究会: 著
朝日新聞社, 2020年, 275p, 246×187mm, soft

日本で最初の建築運動とされる分離派建築会の結成から100年を節目に開催された展覧会の図録。
図面、模型、写真、映像、さらには関連する美術作品によって、変革の時代を鮮やかに駆け抜けた彼らの軌跡を振り返る。


目次
[記録] いまも残る、分離派建築会の軌跡

・ ごあいさつ
・ 分離派建築會の宣言
・ 分離派建築会―モダニズム建築への問題群 田路貴浩
・ 分離派誕生の背景―東京帝国大学の建築教育 加藤耕一
・ 建築の残欠―大正から現代、分離派建築会が生きた証を展示する 本橋仁

第I章 迷える日本の建築様式
・ 西洋様式建築の移入
・ あらたな様式の受容
・ 建築は芸術ではない
・ 抜け出せない歴史主義、その閉塞感
・ 講義の変化も目まぐるしく

第II章 大正9年「我々は起つ」
・ 教官を悩ます卒業生 葛藤の痕跡である卒業設計

トピック1 平和記念東京博覧会―分離派建築会のデビュー

第III章 彫刻へ向かう「手」
・ 近代彫刻の衝撃
・ 彫刻による建築の習作

第IV章 田園へ向かう「足」
・ ヨーロッパにみた田園
・ 田園に居場所をもとめ

トピック2 関東大震災―新しい東京

第V章 構造と意匠のはざまで
・ 都市に現れる彫塑的建築
・ 都市に現れるリズムある曲線
・ 放物線を描く建築

第VI章 都市から家具 社会を貫く「構成」
・ 住宅と都市をつなげる新たなテーマ
・ 都市から生活のスケールにまで
・ 生活、小さな建築

第VII章 散開、それぞれのモダニズム建築
・ 海外へ向かう
・ ふたたびの集結・その後
・ それぞれの道

分離派建築会の展覧会と出版活動について 菊地潤
登場人物
関連年表
参考文献
作品リスト


カバーに多少スレ、キズ、ヤケ。
小口天地、ページ周縁部多少ヤケ。
その他良好。

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